「旧宇田川家住宅」と呼ばれる浦安市指定有形文化財が堀江で公開されています。
米屋、油屋、雑貨屋、呉服屋などが営まれ、大正3年からは7年間ほど浦安郵便局庁舎として利用されたそうです。
昭和21年(1946年)から昭和48年(1973年)までは宇田川医院(宇田川喜作院長)の診療所となり、その後浦安市に寄贈され現在に至ります。
まず入り口が狭い!
店内の目隠と採光の効果がある格子が並びます。
入り口をくぐると、解説員が室内を案内してくださいます。
幕末から明治にかけての江戸近郊の町家のモデルとしてこの住宅が保存されています。
急な階段を使って2階にも入る事ができます。
ちなみに浦安市内のお寺には宇田川氏のお墓がたくさんあります。
元々は江戸川区にある名主からの分家だとか。
昭和6年2月に写生された浦安町の鳥瞰図(松井天山作)を見ると、通りには米店、海苔店、呉服店、炭店などが並ぶ繁華街となっており、「旧宇田川家住宅」の位置には「鈴木商店」、その隣には「藤村湯」と記載されています。
現在も隣には「末広湯」という銭湯があります。大きな煙突があり、薪でお湯を沸かしています。
こちらも歴史がありそうで大いに気になります。
開館時間:10時〜16時
休館日 :月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始
入館料 :無料
■地図■
※マークをクリックすると拡大