旧役場の跡地の敷地内にひっそりと、測量に使われる基本水準点(一等)が設けられています。
水準点とは、土地の高さをはかる水準測量に用いる際に基準となる点のことです。
そして、基本水準点(〜等水準点)とは、国土地理院が全国に設置・管理する水準点です。
基本水準点の他には、地方公共団体が公共測量として設置・管理する公共水準点(〜級水準点)があります。
浦安市が管理する水準点は他にもありますが、国土地理院が管理する水準点は市内でここだけ。
このマンホールの中には、柱石又は金属標が入っていると思われます。
まじまじ見ると、この絵ちょっとかわいいですね。
基準点成果等閲覧サービスの情報によると、ここの標高は約0.5mのようです。
なぜこの場所に基本水準点があるのでしょうか。
この地には昭和49年まで浦安町役場があり、昭和中期まで浦安の中心地として栄えていた場所だそうです。
さらに歴史をさかのぼると、浦安村で最初の小学校「堀江小学校」が創設された場でもあるそうです。
いつ基本水準点を設けられたのかはわかりませんが、歴史ある場所に基準点が設けられたことで浦安の過去を垣間みることができました。
■地図■
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